しんこのお仕事日記

白泉社のシルキーや秋田書店のフォアミセス、デジールなどで細々と漫画を描いているたなかしんこのお仕事(と、漫画、映画、ダイエット、スケート) 日記です

月のころはさらなり月のころはさらなり
(2008/01)
井口 ひろみ

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第3回「新潮エンターテイメント大賞」受賞作品だそうです。

この作家さんの作品を読むのは初めてです。
帯に 選考委員・宮部みゆき激賞!!
「私はほぼ満点をつけました」と書いてあるのにひかれて手にとりました。

”母に連れられ田舎の古びた庵にやってきた悟が出会ったのは、不思議な力を持つ美少女と生意気な少年。

世間から取り残された ”異界”でであった少年たちの、決して忘れられない夏を描く青春ミステリ”

と、さらに帯には説明がありました。


私・・・この帯を書いた人に文句あります!
ここには書きませんが この帯はよけいなネタバレをしてしまっていると思います!

物語のなかで ちょっとにおわされてはいるものの かなり後半になって「えっそうだったの!?」とでてくるべきものを帯で書いてしまっているのです。


私は基本的に 編集さんに対しては文句は言わない(言えない)タイプなのですが、以前一度だけ、がまんできずに文句をつけたのが 漫画の表紙にいれるいわゆる「アオリ文字」でネタバレをされてしまったときでした。
それは 編集さんのミスではなく よかれと思って描いてくれたものではあったらしいのですが。

そのときのことがあるので・・・この作者さんはこの帯についてどう思ったのかちょっと気になってしまいました・・・。


物語は 不思議なムードがあって 面白い作品だと思いました。


十二の嘘と十二の真実十二の嘘と十二の真実
(2007/10)
あさの あつこ

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帯によると、

この小説には毒があります。あさのあつこの新たな挑戦!

怖いけれど悲しい、おぞましいけれど面白い。
中世の王国の物語と現代の恐怖談のつづれ織り

王妃に仕える侍女ツルと、小さな街に住む現代の老女の謎とは?


・・・普段のあさのあつこ作品とはまったく違います。
「THE MANZAI」とか「バッテリー」を描いた人と同じ作品とは思えないくらい。

どちらかというと「福音の少年」と近いかも。
あの作品も帯に「あさのあつこが本当に描きたかった物語」というふうに描いてあったのですが・・・こういう暗い、おぞましい、救いのないお話というのも描く方なのだなあ、と思いつつ読了。

「福音の少年」を読んで面白かった方は これも面白いと思います。

確かに毒がある小説でした。


ドラゴンライダーとは
龍と心をかわし、強靭な身体と魔法を受け継ぎ、剣の使い手である誇り高き種族。
エラゴン―遺志を継ぐ者 (ドラゴンライダー 1)エラゴン―遺志を継ぐ者 (ドラゴンライダー 1)
(2004/04)
クリストファー・パオリーニ

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1巻目を読みました。
かなり厚い本です。ページ数は645P(ハードカバー版)。
ずっと 読んでみたいとは思っていたのですが、なんとなく読み逃してしまっていたのです。

実は訳をした方が 知り合いだったということがわかって 「ええっ!すごい!読まなきゃ!!」と。

面白かったです。
ファンタジーの王道という感じでつぼをついてきます。
農家の少年が 思いがけないきっかけから ドラゴンと出会い(正確には その卵) 敵に家族を殺され 謎の老人と旅にでることになり・・・
戦い、死、出会い、裏切り、主人公の成長・・・

この1巻目では まだ残された謎があり、彼に対する予言が今後どういうふうに実現していくかなどの伏線もあるので さっそく2巻を読み始めようと思います。

ただ一つ残念なのは・・・
この作品が映画化したのがどうやらコケたようなこと。

私は この映画も見そびれてしまったので どうコケたのかわからないのですが・・・主人公の少年が「田原俊彦」に似てるっていう噂でしたよね?
今度 確認のため(?)にも 映画のDVDも見てみよう^^


最近、ホームページの読書感想をさっぱり更新できないので、こちらで読んだ本の感想メモ。

県庁の星県庁の星
(2005/09)
桂 望実

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織田裕二と柴崎コウ主演で映画化された小説です。

帯によると ”役人根性全開の県庁エリートが田舎のスーパーにやってきた。”

正直あまり期待しないで読んだのですが 面白かった!
ちょっと元気を出したいときに読むのにオススメ。読みやすくて さわやかです。


野村聡こと「県庁さん」は はじめはかなり なさけない男です。

役人っぽいというよりは世間知らずの青臭い男で やる気だけが空回り。
悪い女を見抜けずに あっさりだまされてみたり。

その彼の教育係をまかされるベテランパートの二宮泰子。
バツイチで20歳の息子を持つオバサン。

映画ではこの役を柴崎コウがやっていたらしいので ちょっと設定がかわっているのかな。
そのほうが 華のある話になるだろうと想像はできますが、20歳の息子の行動にやきもきしたり、陰で「トラブタ」と呼ばれるほどの阪神ファンだったりする二宮さんは けっこういい味を出していると思いました。

県庁さんがいつのまにか すごくいい人になっているなあ、と思いましたが 物語の後半で彼がまわりの人たちの心をまとめて スーパーがかわっていくあたりは すごく読んでいて爽快感がありました。